ローカルでの働き方Work style
大分発の
ベンチャーで働く
もはや住む場所は、
大都市にこだわらなくていい。
大分のスタートアップから
ボーダレスな社会を実現する。
約48万人が暮らす大分市。駅開発も進み、周辺にはベンチャー企業のオフィスやコワーキングスペースも増えはじめた。
インターン生活からそのまま就職へ
高速バスを降り、最初に目に飛び込んできたのは大分駅前の開発された風景。来る前まで想像していた、田舎の景色とは全く違った都会的なランドスケープに、当時大学院生だった神田彩美さんは胸を震わせた。
熊本、長崎を経て大分へやって来た神田さん。想像以上の都会的な景色にワクワクし、移住の不安が一気になくなったそう。
単身で大分市に足を踏み入れたのは、『イジゲン株式会社』にインターンとして短期就業が決まったのがきっかけ。最初は軽い気持ちだったが、アプリ開発の面白さに魅了され、最終的には大学院を中退してそのまま就職。現在は一流のエンジニアになるべく、日中は業務に携わり、夜はプログラミング言語の勉強をする毎日を送っている。
先輩に囲まれながらのプログラム開発。一日でも早く開発の知識を身に付けようと業務時間外にもプログラミング言語の勉強。
「今は『always(オールウェイズ)』という、定額料金で、飲食店やサロンのサービスを受けられるアプリを開発しています。これを利用することによって、顔なじみのお店ができ、自分の居場所を増やせるのが魅力です。全国に広め、多様なユーザーに交流の楽しさを感じてもらいたいですね」と神田さんは微笑んだ。
よりサービスを使いやすくするため社員全員で日々奮闘中。社風はよくリモートワークやフレックス勤務は日常的
全国の消費者が注目するベンチャー企業
『イジゲン株式会社』は、2013年に大分に誕生したIT企業。プログラム開発を基盤とし、2019年4月に『always』というサービスをリリース。事前に定額料金を支払うことでパスをもらい、そのパスをお店に見せることで、月に何度でもサービスが受けられるというシステムだ。キャッシュレスな上に明朗会計ということで、安定的にユーザーを増やしており、たびたびメディアやSNSでも話題になっている。
大分駅や府内町には映画館が3つも点在。休日や早あがりの日は歩いて映画鑑賞に向かう。
この会社に入社したことで、ユーザーの声を直接聞けること、ビジネスの世界を体感できること、そして何より、プロとして尊敬できる先輩と出会い、成長のチャンスを得られたと感じている。東京での生活も選択肢にはあったが、技術力の高さ、社風の良さから、ここなら自分が満足するレベルの技術が早く習得できるだろうと思い、就職することを決めた。
映画や音楽など様々なカルチャーに触れながら、美味しいご飯に舌鼓。神田さんの初めての就職は極めて満たされているとのこと。
その選択は正解だったと、仕事と生活の中で常に実感している。「大分市は、まちもコンパクトなので、衣食住には困らない上に、映画館など文化施設も近くて不自由がないです。地元の人たちもフレンドリーで、お気に入りのとり天のお店など気軽に教えてくれます」職住接近が可能な地の利を活かして、神田さんはいち早く、全国に通用するエンジニアを目指す。
定額制でコーヒーをテイクアウトできる『the scramble(スクランブル)』は、神田さんのサードプレイス。仕事の合間の癒しのスポットだ。
仕事も趣味も充実の駅前エリア
神田さんの住まいは大分駅周辺。移住してから、府内町にある映画館『シネマ5』に通うようになり、映画が好きになった。また、息抜きできる時間としてお気に入りなのは、府内五番街でゲリラ的に行われるジャズライブだ。地元の有志や県外からのゲストも訪れ、本格的なジャズを生演奏で聴くことができる。もともと音楽好きということもあり、夕暮れとともに、まちなかでゆったり流れる曲調に、自然と心も解けていくとのこと。
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好きなコーヒー屋は自社プロデュースの『the scramble(スクランブル)』。駅前にある、定額制カフェ&バーで、夜は立ち飲み屋として営業している。この場所で、マスターや他のスタートアップ界隈の人たちと知り合いになれたおかげで、移住の寂しさはないという。神田さん自身、alwaysの開発メンバーであるとともに、サービスのファンでもある。今後の展開が楽しみだ。
企業に就職して働く
おおいた産業人財センターでは、大分県へのUIJターン就職の各種相談を電話・メール・対面で受付中。企業との橋渡しも行っているので気軽に相談してみよう。
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